ブリティッシュベイクオフ シーズン4 マスタークラス第2週目を見ました
こんにちは、びゅーんです。
来年はしばらく買い物は自重せねば。特に本とキッチン用品の買い物を;;
さて、ブリベイのシーズン4 マスタークラス第2週目のテーマは「デザートとパイとタルト プロのわざ」です。シーズン4本編でいえば第3週目と第4週目に該当するテーマです。本編の内容につきましては下記記事を参照頂ければと思います。
1:メアリーのティプシートライフル
本来、トライフルはどんな材料でもよく誰でも気軽に作れるデザートで、イギリスでは市販でトライフルを作る為のキットがあったりします。ケーキの切れ端や余ったビスケットを砕いて器の底に敷いてトライフルの土台にするというのはよくある話ですが、これはブリティッシュベイクオフ。スポンジケーキを1からしっかり作るところから始まります。
これはトライフルの土台になるスイスロールを作っている最中。巻き始めの部分に切れ目を入れ、ジャムを塗った側の内側に巻きこむのがコツ。
「ラズベリーのジャムは使わないでね。」「透明な色のシロップを使ってください。」と注文の多かったトライフル作りですが、これもトライフルを綺麗に見せる為のメアリーの一手間。簡単な中で一工夫こらせば、「つまらないものですが」と思わせないような素敵なデザートに変身させることが出来るんですね〜。
2:メアリーのイル・フロッタント
英名で「Floating islasnd」という名前にもなっているデザート。シーズン4第3週目のテクニカルチャレンジのお題にもなりました。メレンゲを茹でるなんて第3週目を見るまで考えたこともなかったので、マスタークラスでどんな風に作るのか、びゅーんが個人的に楽しみにしていたお菓子でもあります。
ぶれぶれですがポールの豪快な飴細工作りをどうぞ。
メレンゲを作る際に余った卵黄と、メレンゲを茹でるのに使ったミルクをそのままカスタード作りに使う…なんてエコなお菓子なのだろう。マシュマロみたいな食感のメレンゲというのもすごく気になります。いつか実際に自分で作ってみたいな。
3:ポールのカスタードタルト
来ましたカスタードタルト!びゅーんがイギリスで実際に食べてみたいお菓子の1つです。カスタードタルトに関するポールの解説に思わず「ああ〜〜。」と頷いてしまいます。成る程、このカスタードをタルト生地ではなく器で焼いたらそれはクレームブリュレですな。
まさにプリンの入ったタルトって感じですね!これは成功したら絶対美味いヤツだ〜〜。いいなぁ。ナツメグ入りというところも気になります。
4:メアリーのアプリコットの凸凹パイ
もしブリベイシーズン4 第4週目のオリジナルチャレンジをメアリーが作ったら。メアリーはアプリコットとマジパンを使ったダブルクラストのフルーツパイを作りました。底取れタイプの型にペイストリー生地を敷く時のやり方…ふむふむ、これは参考になります。これなら伸ばした生地の中心部がぶれないですね〜。
アプリコットの背が凸凹しているようでシンプルながらも面白い見た目をしています。ペイストリーが湿気らないようにシロップではなく粉砂糖で飾り付けするところも良いなと思いました。マジパンを刻む…成る程、真似してみたい。
5:ポールのスパナコピタ
シーズン4第4週目のマスターピースチャレンジのお題はフィロ生地を使ったパイで、ベイカーの1人がポールの大好物のスパナコピタを作りました。このスパナコピタをポールが作って披露しました。このフィロ生地作り、楽しそうだけど気が遠くなりそう…。
パリパリのフィロ生地にぎっしり入ったほうれん草。お肉が入っていなくても夕食に出せそうなボリュームです。なんだか味の想像がつかないけど美味いのかな。いやきっと美味いに違いない!
お菓子作りのコツだけでなく、日本では馴染みのないペイストリーや食材が出てきたりと勉強になる話を沢山聞けました。もちろん、メアリーとポールのコントのようなやり取りも面白いですが(笑)この感じだと次回はトレイベイクやビスケット、菓子パンがテーマになるのでしょうか。楽しみです!
●マスタークラス中に出てきた用語解説
シェリー酒
スペイン南部で作られている世界3大酒精強化ワインの1つ。18世紀頃にイギリス貴族の間で流行したことがあった名残か、イギリスの料理やお菓子のレシピに時々シェリー酒が登場することがあります。
スイスロール
平たいスポンジにジャムやクリームを巻いて作るケーキ。日本ではロールケーキという名前で親しまれています。一説では、ヴィクトリア女王がスイスから持ち帰ったケーキがぐるぐる巻きだったからと言われているんだとか。余談ですが、ブリベイシーズン5でも第1週目のオリジナルチャレンジのお題としてスイスロールが登場しています。
トウモロコシを挽いて作られた穀粉で、米粉やライ麦粉と同じカテゴリーに入ります。トルティーヤやアメリカンドッグ、ドーナツ等の生地に使われることが多いです。日本でみかける似たような名前でコーンスターチがありますが、コーンスターチは穀粉ではなくデンプン粉。持っている成分が違う為、コーンフラワーとコーンスターチは互いに代用することは出来ません。
アーモンドパウダー
その名の通りアーモンドを粉末状にしたもので、お菓子の生地に加えると良い風味がついたりコクが出るのでお菓子作りの際によく登場します。類似品としてアーモンドプードルがありますが、あれはパウダーの部分をフランス語で言い換えただけなのでアーモンドパウダーとそこまで大差はありません。というか実質同じものです。
フラワーシェイカー
キッチン用品で粉を振る為の小瓶。料理中に小麦粉を少量足したり、お菓子やパン作りで手を汚さずに打ち粉をするのに使えます。100均に行けば似た機能を持つキッチン用品は手に入りますが、陶器やヴィンテージものでも結構可愛いフラワーシェイカーがあったりします。
ミンスパイ
イギリス伝統のクリスマスのお菓子。ショートクラストペイストリーを小さいタルト型かマフィン型にはめて洋酒に漬け込んだドライフルーツやナッツを詰め込みます。詳しい見た目や作業工程についてはこちらを参照頂ければ幸いです。
マジパン
砂糖とアーモンドパウダーを練り合わせて半固形状にしたもの。マジなパンではありません。日本ではデコレーションケーキのトッピングで人形や花などのオブジェクトとして細工して作られているものが多いかもしれません。イギリスではお祝い事のケーキといえば、フルーツケーキに伸ばしたマジパンペーストをテーブルクロスのように被せ、更にシュガーペーストですっぽり覆うタイプのケーキが多い為、よくマジパンが使われるのです。
イギリス独特の乳製品で、主にイギリス南西部のデボン州で何百年も前から作られている、脂肪分高めな伝統的クリームです。1番有名な食べ方はスコーンにクロテッドクリームを適量乗せて食べるというもの。これがすごく美味しい。
生クリームを乳酸菌で発酵させたクリーム。通常の生クリームよりも軽い酸味とコクがあります。お菓子だけでなく料理にも使えますし、生クリームとヨーグルトがあれば市販のものを買わずとも自宅でサワークリームっぽいものを作ることが出来ます。
ギリシャ料理には欠かせない、羊または山羊の乳で作られたチーズで塩水に漬けて熟成します。その為、食べる際は塩抜きする必要があります。サラダと一緒に食べるのが一般的なんだとか。何故そんな豆腐みたいな見た目なのだ…。
レモンドリズルケーキ
イギリス伝統のお菓子。焼いたケーキにレモン果汁と砂糖を染み込ませて作るイギリス家庭の定番ケーキです。ドリズルには「霧雨」「振りかける」という意味があるのですが詳しい説明は下記にて参照頂ければと思います。
パスタマシーン
自宅で生麺を作りたいなら欠かせない、生地を麺状に薄く伸ばしたり切ったりする為の機械です。手動のものから電動まであるそうです。ご家庭で眠っているでしょうとポールとメアリーは言いましたがびゅーんの家にはパスタマシーンはありません;