ブリティッシュベイクオフ シーズン6 第10週目を見ました

こんにちは、びゅーんです。

3月17日はセント・パトリックス・デイでアイルランドの祝祭日でしたね〜。

そして3月17日の翌日18日はDlifeでブリティッシュベイクオフ シーズン6の決勝戦の吹替が放送されました！！！！とうとう来てしまいました決勝戦。つまりシーズン6の最終回…そう思うと非常に寂しく感じてしまいます。しかし毎シーズン決勝の回では難易度が高くもはやアマチュアに出すものとは思えないお題があり、そのお題に応える為に完成度の高い作品が登場するので今回のシーズンではどんな作品が出てくるのか非常に楽しみです！最初は12人いたベイカーも、今は3人だけしかいません。

注目の決勝戦のオリジナルチャレンジが始まります！お題は「フィリング入りのアイシングパン🍞」です！え？アイシング？冷たいパン？アイスの入ったパン？？いえ、アイシングパンとはパンの表面にロイヤルアイシングをトッピングしたパンです。アイスドバン、またはアイスドフィンガーと呼ばれるコッペパンみたいなパンですね〜。

イアンは味付きのパン生地2種類でアイシングパンを作ろうとしましたが、焼成作業で何故かパンが上手く膨らみません。何か忘れているけど何を忘れているのかさっぱり見当つかないイアン。チャレンジ終了後の審査の時間で、ポールがイアンは何を忘れていたのかを指摘ました。

ポール「砂糖だ。砂糖がないからパンが膨らまなかった。」

アイシングパンが食べたくなるようなオリジナルチャレンジが終了しました。次はシーズン6最後のテクニカルチャレンジが始まります。お題に選ばれたのは「ラズベリーのミルフィーユ🇫🇷」。ポールが、ペイストリーで苦い経験をしたベイカー達3人に向けて選んだレシピです。ラフパフペイストリーで生地を作って、ジャムは1から手作りで、ストライプのフォンダンをしっかりくっつけて制限時間は2時間。1から手作りするにはあまりにタイトな時間…！！

テクニカルチャレンジが苦手なタマールはペイストリー作りで思うように作業が出来ていないよう。ペイストリー生地で包む刻んだバターを塊にしてしまった結果、気泡が出来て脆く不恰好なパフ・ペイストリーになってしまったのです。チャレンジの結果タマールは3人中3位と最下位になってしまいましたが、それでもめげずに「明日は完璧にやるしかない。」とコメントしました。

さて、オリジナルチャレンジ、テクニカルチャレンジが終了したらいよいよシーズン6最後のチャレンジ、決勝戦のマスターピースチャレンジです！このチャレンジが終わったらいよいよ優勝者が決まります。どんな大作が生まれるのか楽しみです！！

そんなマスターピースチャレンジのお題は「イギリス伝統のケーキ🇬🇧」です。

イギリス？？？

イギリス伝統ですって！！！！！！！！

…失礼しました（笑）シンプルなお題に聞こえますが、1種類の味のケーキを最低3つ作ること、作ったケーキの質感と味をどれも同じにすることという条件が付けられています。まるでプロのケーキ屋さんに付けられるような条件です…。彼らはアマチュアベイカーだというのに！！これがシーズン6決勝のお題！！抽象的で難しい…！！

しかしタマール、ナディア、そしてイアンは制限時間いっぱいで拘りに拘り、全力を尽くし、完成度の高いケーキを作ることに成功しました！！

マスターピースチャレンジでベイカー達が作ったケーキはどんなケーキだったのか。当ブログでもご紹介しましょう。

まずこちらの作品はナディアの作ったレモンドリズルケーキ。宝石と布以外は全て手作りのウエディングケーキ仕様です。フォンダンと花のシュガークラフトがとても綺麗でとてもケーキに見えない…！！

ポールは、マシュマロを使ったフォンダンアイシングを高く評価した後「これが君のウエディングケーキなら、後で全部ご主人に持っていった方がいい。」とコメントしました。このコメントは嬉しかっただろうなぁ、ナディア。

次にこちらはタマールの作品。スティッキートフィープディングをフルーツケーキにアレンジしたものです。一見、アイシングはチョコレート風味に見えますがこれはデーツ入りののトフィーソース。更にチャレンジ中では大雨だったにも関わらず、タマールは飴細工のデコレーションに果敢に挑戦し、中国の無人の漁村をイメージした独創的な作品を時間内に仕上げることが出来ました！

メアリーからは「どうせプディングだろうと批判するつもりだったが、フィリングもアイシングも非常に良く出来ている、非常に斬新。」というコメントが。タマール、メアリーを唸らせることに成功しました。

そしてイアンの作品。ケーキの総数5個のキャロットケーキ！ケーキスタンドも自作です。チャレンジ中では型に分けて入れる生地の分量を間違えたり材料を一部加えるのを忘れそうになったりと見てるこちらがハラハラする場面がありましたが、制限時間ギリギリでデコレーションを仕上げることが出来ました。

メアリーからはスターアニスとオレンジの果肉を入れたことの意外性を評価され、ポールには「一流のキャロットケーキだ。」と言われました。おおおお！！！！！

どの作品も評価が高く素晴らしいケーキばかりでした。食べたい…！食べてみたい…！！全てのチャレンジの審査が終了し、いよいよ優勝者が発表されます。シーズンを締めくくる決勝戦ではテントの傍でガーデンパーティが開かれ、ベイカー達の家族・友人・そして過去の週で脱落したベイカー達が集まります。画像中のメアリーが持つ番組のロゴが彫られたケーキスタンドは優勝者にしか与えられません。

ブリティッシュベイクオフ シーズン6の優勝者に選ばれたのはナディアでした！！オリジナルチャレンジからマスターピースチャレンジまで、最後までアイデア豊富で完璧な作品を作り続けてきました。優勝したナディアの「これからは自分で限界を決めない。私には無理とか分からないなんて二度と言わない。」という言葉が印象に残りました。おめでとうナディア！！！

終わってしまいました・・・。シーズン6の吹替放送が終わってしまいました。

ベイカー達の奮闘ぶりと絆も、カメラワークも、審査員のポールとメアリーや司会のスーとメルがかけてくれた言葉も…どれをとっても気持ちが良く感動した回でした。3人のファイナリスト全員が力を出し切った上に全員の作品の完成度が高く、ポールとメアリーから全員高評価をもらったマスターピースチャレンジは恐らく日本語で吹替されたシーズンの中では今までなかったのではないでしょうか。

中でもイアンの「大変だったよ。必死だった。このエプロンが全部見ててくれた。」という言葉に思わずもらい泣きしそうになりました。もう少しだけ、余韻に浸っていたい。で、びゅーんもまたベイキングやりたい。

やっぱりブリティッシュベイクオフはいいな。