0から始める妄想ベイクオフ

イギリス菓子・紅茶・ブリティッシュベイクオフ関連についてお菓子を作ったりお店やイベントに行ったりしたことを綴っていくブログです。

ブリティッシュベイクオフ クリスマススペシャルPart1を見ました

こんにちは、びゅーんです。

やっぱり記事を書くなら椅子にかけて美味しい紅茶を飲みながらがいいですね…。布団や電車の中よりも捗ります。

 

今回のブリティッシュベイクオフはなんとクリスマススペシャル!クリスマスを盛り上げるべく特別に過去シーズンに出場した有志のベイカー達がベイクオフに帰ってきたのです。といってもやることは従来のベイクオフと殆ど変わりません。お馴染みのオリジナルチャレンジ、テクニカルチャレンジ、マスターピースチャレンジの課題をこなし、優秀な作品を作り上げたベイカーがクリスマススペシャルの勝者に認定されます。勿論、クリスマススペシャルでも審査員をポールとメアリー、司会をスーとメルが担当します。

 

いやー、シーズン7の吹替が終了した後マスタークラスはないのかー…とちょっとションボリしていたのですが、まさかこんな楽しいスペシャルが用意されていたなんて!Dlifeの告知を目撃してから今回のクリスマススペシャルの吹替が楽しみでしかたありませんでした。

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クリスマススペシャルなベイクオフに参加するベイカーはS2よりメアリー・アン、S3よりキャスリン、S4よりアリ、そしてS5よりノーマンの4人です。S4とS5は日本でも吹替放送されているので、アリとノーマンの顔を覚えている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな4人に出されたオリジナルチャレンジの課題は「ツリーに飾る食べられるオーナメント🔔」で、ベイカー達は2種類のビスケットを12個ずつ作ります。

S3で準々決勝まで勝ち進んだキャスリンは、ビスケットの回で脱落したということもあり良いものを作りたいと気合い十分。しかしオーブンの予熱を忘れてしまったり、膨らませる気のないビスケット生地に重曹を入れてしまったりとハプニングが相次ぎます。制限時間に追われるキャスリン、果たして間に合うのか…!?

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柊の模様のクレメンタインとクランベリーローズマリーのビスケットは柔らかい食感で味に関してはメアリーとポールで意見が別れましたが、キャンディケイン型のチョコレートとミントのビスケットは極上のビスケットだと評価されました。チャレンジ中のハプニングに懲りてしまったのか、キャスリンはこの後に「ビスケットはもう好きじゃなーい」とコメントしました。

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S4で第4週目まで進んだアリは、今回のクリスマススペシャルで初めてポールとメアリーの前でビスケットを作ります。アリが作るビスケットには生地の中にフィリングを詰める物があるのですが…「ビスケットにフィリングを詰めるのは自分だけ。有利にもなるし不利にもなる。他の皆がビスケットにフィリングを入れないのにはそれなりの理由がある。」と状況を冷静に分析しながらビスケットを作っていきます。

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溶かした飴でコーティングしたデーツ入りの丸いショートブレッドはまるで本物のオーナメントの様です。ピンクのマーブル模様が美しいヘナタトゥー風のビスケットはローズとフェンネルがよく効いていると評価されました。独創的な見た目と美味しい味に感服したポールからなんと握手が!!アリも大感激です。

S4本編で見ることがなかったポールとアリの握手に、びゅーんも思わずじーんと来てしまいました…。

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次はベイカー達にとって恐怖のテクニカルチャレンジ。メアリーまたはポールのレシピであること以外何も情報がないままチャレンジが始まります。クリスマススペシャルということでお題の内容もクリスマス感のあるお菓子が登場しました。メアリーのレシピで「シュー・リース🎄」で、小さなシュークリーム36個でリースのような輪っかを作り、チョコレートなどを使ってクリスマスらしいデコレーションを施します。

 

お題のお菓子についてびゅーん的にちょっと面白いと思ったところが2つあります。

1つ目はシュー生地に詰めるクリームはスパイスの風味を加えたカスタードクリームというところ。クリスマスならではのフィリングです。2つ目はお手本に近いものを作れるかを試すテクニカルチャレンジでありながら、デコレーションに独創性を求めるところです。『チョコで雪の結晶を作る』『ガナッシュをかける』というように指示内容が非常にシンプルなので、ベイカー達により解釈が異なり様々なデコレーションが見られることが予想されます。

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メアリー・アン以外の3人にとってベイクオフで初めてシュー生地作り*1を披露することとなった今回のテクニカルチャレンジですが…やはりベイカーによって姿形が様々なシュー・リースが登場しました。雪の結晶の模様やチョコレートガナッシュのかけ方、シューリースの積み上げ方がバラバラです。ポールとメアリーが試食した結果、ノーマンが4位、メアリー・アンが3位、キャスリンが2位、そしてアリが1位になりました。

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最後のチャレンジは勿論、マスターピースチャレンジ。このチャレンジではベイカー達が自身のスキルや独創性をフルに発揮させる為、毎回華やかまたは驚くような作品が登場します。クリスマススペシャルでもきっとすごいお菓子が登場するに違いありません。お題は「クリスマスの1場面を表したケーキ🎂」で、ケーキの種類は各自の自由だが3段以上にして飾り付けを豪華にするという条件が与えられます。

 

S5で第5週目まで進んだノーマンは、ケーキはあまり焼かないといいつつ油脂を加えないスポンジケーキイーストを使って焼くサバラン3段の計4段のケーキを作ります。なんて大胆!!サバランに染み込ませるシロップには得意のお酒を使うそうですが、ウイスキーとジンジャーを染み込ませたサバランは審査員…特にメアリーを喜ばせることが出来るでしょうか。

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倒れずに形を保っているノーマンのケーキはかなり高さがあります!ケーキの箇所によってはシロップの風味が弱い箇所があると言われましたが、サバランはふんわりとしっとりしていて焼き加減は完璧と評価されました。ウイスキーの風味もメアリーにちゃんと分かって貰えたようです。良かった良かった。

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S2のファイナリスト、メアリー・アンはベイカー達の中で唯一ケーキにアイシングを施しませんでした。自身の得意なジョコンド生地にクリームを挟んだ段々のケーキを作りますが、メアリー・アンは特にオランダでクリスマスの時期に食べるビスケット「スペキュラース」の風味を取り入れたクリームについてアピールします。

そんなメアリー・アンについてですが、びゅーんは「ほぼ思い描いていた通りに仕上がって胸がいっぱいになった。メアリーの為の最後のケーキ*2

を上手に仕上げたかったから」とマスターピースチャレンジ終了後にコメントする姿が印象に残っています。

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ケーキの表面や周りにアイシングを施さず、チョコレートやクリスマスプディングの風味を取り入れた小さなシュークリームを使って飾り付けをしたメアリー・アンのケーキは見た目がとってもラブリーな感じです。メアリーから「一流のチョコレートケーキ。非の打ち所がない。」と評価され、ポールから「最高だ。」という言葉が出ました。確かにすごく美味しそう…。びゅーんも画面の向こう側に行って是非食べてみたいです。

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もうあっという間にエンディング!?早い…早すぎる…!!

魅力的な作品を作ったベイカー達からポールとメアリーが選んだ勝者はメアリー・アンでした。オリジナルチャレンジのビスケットといいマスターピースチャレンジのケーキといい…流石、ファイナリストは強かった…。

クリスマスな雰囲気をまといつつもやることは従来の物とほぼ変わらないブリティッシュベイクオフクリスマススペシャルですが、どのチャレンジも非常に見応えがあり大変面白かったです。吹替で視聴することが出来てすごく嬉しかった…!!

 

次週のブリティッシュベイクオフも引き続きクリスマススペシャル仕様で放送されますが、次週は次週で別のベイカー達、別の課題を用いるチャレンジを見ることが出来そうです。楽しみですねーーー!!

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*1:S2では第6週目(準々決勝)のマスターピースチャレンジ、S3では第9週目(準決勝)のマスターピースチャレンジ、S4では第7週目のテクニカルチャレンジ、S5では第7週目のマスターピースチャレンジにシュー生地が登場しました。

*2:審査員のメアリー・ベリーはシーズン7終了後、番組のチャンネル移動に伴い降板しました。