ブリティッシュベイクオフシーズン7 第3週目を見ました
こんにちは、びゅーんです。
連日の暑さ、コロコロ変わる気圧に参ってしまっています。
さて、今週もブリティッシュベイクオフシーズン7が放送されました。第3週目はリアルタイムまたは見逃し配信でご覧になりましたでしょうか。第3週目のテーマはパン!ブリベイでパンと言われて真っ先に思い浮かべるのが審査員の1人ポール・ハリウッド。パン職人である彼がいつも以上に饒舌になりいつも以上に辛口になるのです!いえ、なるように見えるのです!!
シーズン7のパンのお題はどんなパンだったか振り返っていきましょう。
オリジナルチャレンジのお題はチョコパン🍫。条件は必ずどこかでチョコレートを使うこと。パンやチョコレートの種類、形状はベイカーの自由です。ベイカー達はフィリングにチョコレートをたっぷり入れ、思い思いの形状のパンに仕上げました。その一部分を当ブログでご紹介しましょう。
ケイトの作るチョコパンは中にダークチョコレートやホワイトチョコレートが詰まった小さい丸パン。小さい丸パンを集めて大きなパンのように見せるという作戦です。
艶出しもされていて焼き色も綺麗ですが、中に詰めたチョコレートがドロドロして液状になっていたせいか上手く焼けていませんでした。火を通す時間がもう少し長ければ良かったとポールは言います。うーーーん、これは悔しい。
ラブが作るチョコパンはバブカのような見た目のパン。ラブが捏ねている生地を見たポールは「生地が小さいね。」と不思議がりますが、「小さいけど大きく膨らみます。」とラブは言います。
ラブの作ったパンはバブカのような見た目。チョコレートの他にカルダモンやヘーゼルナッツが入っています。パンのサイズを小さめにしたことで2時間30分というタイトな制限時間の中でしっかりと火の通ったパンを焼くことが出来ました。
テクニカルチャレンジではポールのレシピを使ったお題が登場しました。そのお題はダンプフヌーデル♨️。ドイツの名物で団子のようなふわっとした食感の蒸しパンです。びゅーんは残念ながらダンプフヌーデルのことは知らなかったのですが、ドイツのソウルフードというらしいからドイツ菓子クラスタさんの中には知っていらっしゃる方もいるでしょう。
ブリベイのお題として蒸しパンが登場したのは今回が初めて。にも関わらずベイカー達に与えられたレシピには発酵時間など大事な部分が書かれていません。
アンドリューもダンプフヌーデルを知らないベイカーの1人。それでも冷静に時間配分を予想しながら蒸しパンを焼き上げました。鍋に蓋をして蒸しパンが蒸気で見えなくなっても、並行して作るカスタードが出来上がる頃に鍋を開けて中を確認しよう…といった感じです。そのおかげかアンドリューはテクニカルチャレンジで2位になりました。
ダンプフヌーデル…後日放送されるであろうブリベイマスタークラスで作り方を見るのが楽しみです。
オリジナルチャレンジでは相次ぐ生焼けオンパレード、テクニカルチャレンジではベイカー達が作り慣れないオーブン不使用の蒸しパン作りと続きました。ここまで幸先の良いベイカーは非常に少なく、殆どのベイカー達が苦戦を強いられている状態です。第1週目、第2週目に続いて誰が脱落しそうか読めない大混戦。ベイカー達は次のマスターピースチャレンジで大勝負を決める他ありません。
運命のマスターピースチャレンジのお題は甘くない編み込みパンのオブジェ🔥。4時間で3種類の小麦粉を使ったパンを作るという条件です!ポール曰く「パンの回でスターベイカーをとったベイカーは必ず決勝に進んでいる」だそうな。スターベイカーの決め手となる作品を作り上げるベイカーは誰なのかとても楽しみ!!!
ここでびゅーんの気に入ったマスターピースチャレンジの作品を紹介しましょう。
今週のテクニカルチャレンジで1位に輝いたバルが作る作品はなんとノアの箱舟をイメージしたもので、スペルト小麦で象の形を作り精白小麦と全粒粉の編み込みパンを箱舟の形にします。この編み込み用の生地の数がすごい…!
一応完成されたパンですが、残念なことに箱舟や動物のイメージからややかけ離れた印象のパンになってしまっています。香りと風味は良いのに反し殆どのパンが生焼けで、「アイデアは良いが上手く形に出来ていない」とポールに評されてしまいました。素晴らしいテーマだったのに…無念!
ジェーンも前2つのチャレンジで苦戦し非常に危うい状態のベイカーの1人。オリジナルチャレンジの際にメアリーやポールから受けたアドバイスを活かし、普段よりもフィリングを控えめにしたパンを作りました。
ジェーンの作ったパンにはチョリソーや唐辛子、チーズ、バジルソースなど食欲が出そうなフィリングが詰まっています。パンがしっかり焼けていて全体的に風味が良いと評価されました。この評価にジェーンもホッとしたよう。脱落の危機から抜け出せたのではないでしょうか!
パンの難産続きだった第3週目でスターベイカーに輝いたのはトム。どうやらトム自身もスターベイカー獲得を予想していなかったようでした。オリジナルチャレンジでは高さのないパンに仕上げることで時間内にパン生地を焼くことに成功しました。
トムの作品のテーマは北欧神話に登場するヨルムンガンドと雷神トールのハンマーミョルニル。ヨルムンガンドの部分はクルミとクランベリー、ミョルニルの部分のパンにはなんとビールと海藻という変わった組み合わせの食材が入っています!ですが風味が悪目立ちせず、しっかり発酵が出来ていて食感が絶妙という評価を受けました。
第3週目で脱落してしまったのはマイケル。なんとここで最年少ベイカーによる脱落…寂しいものです。オリジナルチャレンジでは風味に失敗してしまい、テクニカルチャレンジでは上位に入りませんでした。
マスターピースチャレンジではマイケルの祖国であるキプロスの国旗を再現したパンを作りましたが、 パンの膨らみも編み込みも甘く小麦以外の風味が弱いという評価を受けてしまいました。試食の前にポールがキプロスのお酒ジヴァニアを飲んでいましたが…ダメでした。
メアリー(お酒大好き)「これは審査員への賄賂?」
ブリティッシュベイクオフでは時々番組の合間に司会のメルまたはスーによるミニコーナーが入り、ブリベイのお題として登場するお菓子についてのルーツや歴史秘話を紹介することがあります。シーズン7第3週目ではダンプフヌーデルについてコーナーが設けられましたね〜。
イギリスの地方のお菓子やベイキングに関する歴史、イギリス周辺のヨーロッパのお菓子について簡単に解説してくれるので、このミニコーナーを密かに楽しみにしている視聴者が一定数いるのだとか。勿論、びゅーんもその1人です。
来週のテーマはブリベイ史上初のテーマ、バッター!!ヨークシャープディングやパンケーキなど、またまたイギリスみのあるお題が出て来るようなのですごく楽しみです!!