ブリティッシュベイクオフ シーズン6 第8週目を見ました
こんにちは、びゅーんです。
イギリスの料理研究家ナイジェル・スレイターが何処かの番組で言ってた「雨の日は部屋中をお菓子の香りでいっぱいにしたい」という言葉がなんだか素敵だなと感じる今日この頃です。
いつもよりものすごく短いアバンから始まったブリティッシュベイクオフ シーズン6の第8週目。準々決勝のせいかテントの緊張感が画面の向こうから伝わってくる感じがします。テーマは前回予告した通り「パティスリー」で、フランス菓子を中心とした繊細なお菓子がお題に登場します。
シーズン6準々決勝のオリジナルチャレンジのお題は「クリームホーン📣」。螺旋状に巻いた生地にクリームを詰めた…なんというかペイストリー版ジャイアントカ◯リ◯ーンのようなお菓子です。
第7週目でスターベイカーを獲得したタマールは手間がかかるパフ・ペイストリーでクリームホーンを作ります。中力粉でペイストリーを作ると言ったタマールに対し、審査員のポールは「(自分なら)強力粉を混ぜる」と言って戸惑わせようとする場面も…。タマール、聴こえないフリ(笑)
タマールが作ったクリームホーンの味はライムのマスカルポーネ味と麦芽とハニーコム味。ペイストリーは生地の層がはっきりと見えてサクサク。クリームの風味も珍しい風味だけどよく出来ていると評価されました。麦芽味…麦芽味…かつて学校給食で食べた麦芽ゼリーの味…(びゅーん想像中)。
ベイカー達によって評価が様々だったオリジナルチャレンジの次はテクニカルチャレンジ。登場したのはメアリーのレシピで「モカ・ティーヌ🧁」です。ケーキの生地はジェノワーズ生地で、コーヒーアイシングを挟んで外側をナッツでコーティングして可愛らしくデコレーションします。うはー、美味しそう!でも作れってなると…ぉぅ。
チャレンジ中に「本当に酷い出来」と嘆くフローラ。ジェノワーズ生地が理想通りの膨らみでなかった分、ケーキのデコレーションで良く見せようと奮闘します。結果は5人中3位。フローラのジェノワーズ生地は焼き過ぎだったようです。
泣いても笑ってもチャレンジはあと1つ。スターベイカーになるチャンスも脱落候補から抜けるチャンスも全てこのマスターピースチャレンジに掛かっています。そんな重要なマスターピースチャレンジのお題は「ルリジューズ・ア・ランシェンヌ🗼」。ショートクラストペイストリーの土台にエクレアをタワーのように3段立てたお菓子です。支えなしでお菓子が立ち続けることという条件が付けられています。このエクレアタワー、作って組み立てるだけだったら良かったかもしれません。でもチャレンジ終了から審査の時間までなんと2時間のお昼休みを入れてきたのです。鬼かーーーーーーー!!!??
ここでびゅーんが気に入ったマスターピースチャレンジの作品を紹介しましょう。ご紹介するルリジューズ・ア・ランシェンヌはイアンの作品。テーマは「修道女に秘められた情熱」なのですが、最後に自宅で試作した作品は5分と持たなかったそうな。そこでイアンはシュー生地を作る際、最強力粉を使うことにしました。最強…
最強力粉のおかげかイアンのルリジューズ・ア・ランシェンヌは2時間以上たっても立派に立ち続けていました!コーヒーとカルダモンのカスタードはメアリーにとても気に入られました!パッションフルーツの風味もちゃんと生きているようです。大・成・功!!
第8週目でスターベイカーを獲得したのはナディア。第5週目に続いて2回目のスターベイカー獲得となりました!ナディアは今回オリジナルチャレンジとテクニカルチャレンジでほぼブッチギリの首位を走っていたのでその影響が強く出たのでしょう。
ナディアのルリジューズ・ア・ランシェンヌはピサの斜塔よりも歪な傾き方をしていましたが、他の誰もが真似しないような風味を付けて審査員のポールとメアリーを驚かせました。緑のエクレアはペパーミント味。青のエクレアはなんと風船ガム味です…!!風船ガム味って何事。
そして準々決勝で敗退してしまったのは…みんな大好きポール所長!!
ポールのルリジューズ・ア・ランシェンヌはシュー生地はいい焼き色をしてたものの、2時間経った頃には崩れ落ちてしまっていました…。
アイシングはつやがあってエクレア単体としての見た目はいい感じだったのに。あとバナナの味も人工的だけどちゃんとしたのに…
ポールさん…ジェノワーズ生地の作り方さえ知っていれば……
よく苦戦しているベイカー達を手助けしにいく、まさに「紳士」を体現したようなベイカーでした。ライオンパンすごかったよ…。
シーズン6も気付けば準決勝と決勝を残すのみ。ここからお題の難易度と求められる条件が跳ね上がっていくと思うとすごく怖い。ベイカーじゃなくとも怖さを感じてきます。来週、準決勝に進むベイカー達はどんなお題でどんな作品を作るのか目が離せませんね!