0から始める妄想ベイクオフ

イギリス菓子・紅茶・ブリティッシュベイクオフ関連についてお菓子を作ったりお店やイベントに行ったりしたことを綴っていくブログです。

ブリティッシュベイクオフ シーズン5 第7週目を見ました

こんにちは、びゅーんです。

 

うーん、ここまで天気がよくて暑いならシーツを干せばよかった。失敗失敗。

 

さて、本日も毎週恒例ブリティッシュベイクオフの紹介兼感想記事を書かせて頂きます。今週ブリティッシュベイクオフのお題は「ペイストリー」。回が進むにつれて審査員のポールとメアリーの要求はどんどん高度なものになっていきます。

オリジナルチャレンジのお題は「甘くないペイストリー🌮」ベイカー達はイギリス伝統のパスティなど各々のペイストリーを作っています。

前回のお題「ヨーロッパのケーキ」でスターベイカーになったチェトナはカチョリというインドの揚げパンをチョイス。

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得意なスパイスが使えるのは楽しいというチェトナの作ったカチョリは、ポールとメアリーにも絶賛されました。美味しそうな焼き色をしていて生地は薄く、レンズ豆などの具がたっぷり詰まっています。

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見てるだけでお腹が減りそうなオリジナルチャレンジの次はテクニカルチャレンジです。今週のお題は「クイニーアマン🇫🇷」。パン屋さんでたまに見かけるちょっとお値段のかかる甘いやつです。超余談ですがびゅーんの母の好物です。

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因みにクイニーアマンを知っているベイカーはなんと0!!ベイカー達からしたら未知の物体です。「HUNTER×HUNTER」の序盤にあったハンター試験2次試験を見ている気分でした(笑)。

生地を折り込む時にどのタイミングで砂糖を加えるかが重要ポイント。生地を3回折る工程の内、最後に生地を折るタイミングでのみ砂糖を加えるのが正しい作業工程だそうです。マーサは見事、正しい作業工程でクイニーアマンを作ることが出来たのですが発酵不足の為か結果は3位に。

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誰が脱落するのか予想がつかないまま突入したマスターピースチャレンジお題は「エクレア✨」。シュー生地を使ってエクレアを2種類24個作ります。

ここでびゅーんの気になった作品を1つ紹介します。「美味しいエクレアは、生焼けでなくフワッと軽くて中に具を入れる空洞があるの」と説明するベイカー、ナンシーは唯一甘くないエクレアを作りました。

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司会のメルが手に持っているのはナンシーの庭からとれた生のホースラディッシュ。 西洋わさびです。

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ナンシーの作ったスモークサーモンとホースラディッシュのエクレアとラズベリーのエクレアは「あと少し」という評価。甘くないエクレアの方は風味がちょっと弱く、ラズベリーのエクレアは中の具が甘い。あと1歩味の調整があれば完璧だった、ということです。

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今週スターベイカーに選ばれたのはリチャード。ビスケット回、デザート回に続いて3度目のスターベイカーです。凄い…!リチャードは今週のオリジナルチャレンジでは美味しいパスティを作り、テクニカルチャレンジでは1位になりました。

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そしてこちらがリチャードのマスターピースチャレンジの作品です。デコレーションは他のベイカーのエクレアと比べるとやや地味ですが、ラベンダーとブルーベリーのエクレアと、バラとローズマリーのエクレアの風味が良くカスタードもたっぷりとなかなか評判でした。因みにエクレアの乗った階段はリチャードの手作りで彼の父親の飼っている鶏の為に再利用するのだとか。 

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一方、脱落してしまったベイカーはケイト。パンやパイ、タルトでは好成績をおさめていたのに…!

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今週、ケイトはオリジナルチャレンジではフライヤーが故障してサモサが思うように焼けなかったり、テクニカルチャレンジでは涼しい場所で発酵したのが裏目に出てしまったり、マスターピースチャレンジでは残り時間が足りない為にチョコレートの上に温かいイチゴを乗せてしまったりと調子がよくありませんでした。思わぬアクシデントがあったとはいえ、痛い結果になってしまいました。

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ところでこのブリティッシュベイクオフに登場するお題のお菓子についてですが、イギリス伝統のお菓子の他に、意外かと思われますがフランスのお菓子を始め、イギリス以外の伝統菓子が結構な頻度で登場しますよね。イギリスの番組なのに。

この辺りはびゅーんの小さい頭で考えた推測ですが、お題の選定は番組の制作サイドが決めるにしろ、ポールとメアリーの意見も取り入れているものだと思います。

審査員の1人、料理研究家のメアリーはベイク修行をイギリス本国ではなくフランスで行っていました。メアリーの持つ技術はフランスで学び得たものなのです。きっとその中にはフランス菓子作りに求められる繊細な技術が山ほどあったのでしょう。もう1人の審査員ポールは、若くしてイギリスでパン職人の道に進み、これまた外国で何年か修行を重ねてきました。なんとポールは自動車愛好家というもう1つの顔があり、ヨーロッパ各国の車事情を紹介するロケ番組まであるのです。こんなにイギリス以外の国に触れる場面がたくさんあったなんて…通りで世界各国のパンについてかなり詳しいわけだ…。このようなバックボーンがあった上でのお題選定なのかなー、なんて考えてしまいます。次週からポールとメアリーの審査は更に厳しくなっていくんだろうなー…。