ブリティッシュベイクオフ シーズン5 第5週目を見ました
こんにちは、びゅーんです。
なんで我が家はクーラーを付けたら寒く、消したら暑くなるのよ。
という話はさておき。おととい月曜日に放映されたブリティッシュベイクオフについて今回もつらつら書いていきたいと思います。
今週のテーマは「タルトとパイ」。残るベイカー8人で番組が…始まらなかった!!!?
なんとベイカーの1人、ダイアナが体調不良でベイクオフの出場を棄権してしまったのです。番組冒頭で唐突に知らされかなり驚きました。ええぇぇぇ……てことは…今週は脱落者は出ないのかな??どうなるのだろう。
ということで、残るベイカー7人が挑むオリジナルチャレンジのお題は「カスタードタルト🥚」。使う材料がシンプルなカスタードタルトにベイカー達は思い思いのアレンジを加えていきます。
当ブログでもよく作品を取り上げているベイカーの1人、ルイ。冒頭でダイアナの欠場を残念がっていました。
ルイのカスタードタルトは柑橘系の風味をふんだんに取り入れたトロピカルなタルトです。司会のスーがタイトルにある「マンチェスターの要素はどこ?」と聞くと「マンチェスターの人が作るところだよ」と陽気にコメントしていました。出来上がったタルトを食べたポールからは「批判するところが難しい」とコメント。ルイのオリジナルチャレンジは今週も好調のようです。
このタルトはチェトナの作った「マンゴーとラズベリーのライスカスタードタルト」。インドのキールというお菓子をカスタードタルトにアレンジしました。カスタードの部分をよ〜く見ると白いお米が入っているのが分かります。タルトの中に米が入るなんて考えたことがない…。
「初めて風味で失敗したね」と言われたチェトナは、風味について「もっとパンチを効かせるべきだった」と冷静に振り返ります。
テクニカルチャレンジのお題はポールのレシピで「ミニ洋梨パイ🍐」。ほうほう、小さいココットとかマフィン型にパイ生地を敷き詰めてそこにコンポートのようにした洋梨を入れてオーブンで焼くのかなと思ったらファ!!!!???そんなびゅーんの予想は見事に外れました。えええ…なんじゃこの形はあ…。
ざっくり作り方をまとめると、茹でた洋梨に細く切った折りパイ生地を巻きつけオーブンで焼く…という感じになりますが、ベイカー達が最も苦戦した作業工程は洋梨にパイ生地を巻きつける工程でした。
マーサは茹でた洋梨を一度冷蔵庫で冷ましてからパイ生地を巻きつけるという作戦に。普通のパイ作りではあまり見ない作業工程に「こんな変わったことをするのは初めて。洋梨をミイラにしているみたい。」と呟きます。洋梨冷ます作戦が良かったのか、「ペイストリーを作るのは苦手だ。」と言っていたのにテクニカルチャレンジでは1位になりました。お見事!!
大困惑のテクニカルチャレンジが終わると次はマスターピースチャレンジです。お題は「パイ🥧」。シンプルなお題に見えますが、ポールとメアリーが要求したのはなんと3段のパイ。作るパイは最低3段、全てのパイに共通のテーマを設定することだそうです。もはやそのスケールの大きさはウエディングケーキのよう…。
ここでびゅーんの気に入ったマスターピースチャレンジの作品を1つ紹介します。
画像の3段パイはナンシーの作品。共通のテーマはアップルパイで、3種類とも異なる生地を使っています。
このパイのすごいところはなんと3段全て型を使わずにナンシーが自分の手で形を作ったもの。綺麗に仕上がっているしとても手で作ったとは思えない…。
チャレンジ中にパイの寸法を測るナンシーはリチャードの鉛筆を借りることに(笑)
今週のスターベイカーに選ばれたのはケイト。オリジナルチャレンジの時からテンパり気味でしたが、マスターピースチャレンジで作ったパイの風味とバランスの良さが決め手となったそう。
ケイトのマスターピースチャレンジの作品は3段のポークパイ。パイの生地を全て同じ種類のものにすることで統一感と見た目の良さを引き出す作戦に出ました。結果、ポールとメアリーからは見た目の良さとパイの具の層の美しさを評価されました。
そして今週、惜しくも脱落してしまったベイカーがいました。ノーマンです。
頑なにシンプル路線で作品を作り続けたノーマンは、マスターピースチャレンジで彼なりに工夫を凝らしたパイを作りましたが 他のベイカー達に一歩及ばず…という結果に。
唯一ノーマンだけが作ったメレンゲパイですが、メレンゲの中にはラベンダーが仕込まれていました。が、ラベンダーの風味が強すぎたらしく、味見をしたポールとスーが食べた瞬間表情を変えてしまう程。
今週は実質2名の脱落者が出ました。
ダイアナの出場棄権についてはやはり残念に思いましたね…。先週のことが頭によぎってしまいますが、それはそれとしてダイアナの作るお菓子はデザインが意欲的で美味しそうなものも多く、ポールとメアリーにもっと自信を持っていいと言われた程でした。お菓子作りで勝負した上でベイクオフを終えることが出来なかったのがなんとも…。それに本当に体調不良だとしたら心配です。イギリス本国での放送が4年前ですが、今も元気にしてらっしゃるのでしょうか。
そしてノーマンの脱落について。記事の最初の方でびゅーんが気になっていたことを番組中にスーが代わりにポールとメアリーに尋ねてくれていました。「今週は脱落者を出していいのか」と。その時ポールが「その件についてはこの後分かるよ」と意味深な回答をした後、ノーマンが脱落することが決まりました。
正直に思ったことを書くとちょっと驚きました。え?脱落者出しちゃうの?そしたら全10週のはずが9週になるの?今後のスケジュール変わっちゃうんじゃない??どうなのBBCさん!と。ひょっとしたら番組構成的に脱落者を出す必要はなかったのかもしれない。それでもポールとメアリーはノーマンを脱落者に選びました。
まだまだ素人目線でしか見れていないびゅーんですが、恐らくノーマンの脱落の要因は、ベイカーとして進化する為のスタートダッシュが他のベイカー達より遅かったからなのかと考えます。
2週目のマスターピースチャレンジあたりからノーマンはデザインの退屈さを指摘されるようになってきましたが、ノーマンは当初「自分はシンプルなものが得意だ」というニュアンスの発言をよくしていました。その為か、お題の作品ではポールとメアリーが足りないと指摘した「見た目の良さ」より味の良さにより重しを掛けている姿勢が感じられました。「番組にも慣れてきて…」とノーマン自身が何度か言っていた通り、自分の持ち味がどこまでポールとメアリーに通用するのか様子見でいたのかもしれません。そして今週になってようやく見た目のデザインにも意欲的に取り組もうとする姿勢を見せてくれたのですが時既に遅し。他のベイカー達は見た目のデザインは勿論、具材の組み合わせや風味にも独創性やチャレンジ精神を5週目より前から見せつけ、成功してきました。恐らくポールとメアリーは、ノーマンがこれから全力で頑張っても他のベイカー達の進化するスピードに追いつくことが出来ないだろうと判断し、脱落を決めたのだと思います。
シーズン5も折り返し地点。司会のメルが言う通り、これから脱落者を見送るのが更につらくなっていきます…。どのベイカーもレベルが高く、誰がスターベイカーに選ばれ誰が脱落するのか直前まで予想が出来なくなりそうです。