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イギリス菓子・紅茶・ブリティッシュベイクオフ関連についてお菓子を作ったりお店やイベントに行ったりしたことを綴っていくブログです。

ブリティッシュヒルズに行きました 2020 1月 PART3(マナーハウス見学)

こんにちは、びゅーんです。

CIAOちゅ〜るMVが可愛いのなんの。いなばさん、恐ろしいものを作りましたな。

 

またまたブリティッシュヒルズに行った時のことについて書くのですが、今回は1泊した後に参加したマナーハウス見学ツアーについて書いて行きたいと思います。

ブリティッシュヒルズのシンボルであるマナーハウスの内部をスタッフさんの説明を聞きながら巡るツアーで、びゅーんの他に1組と少人数で決行されました。

 

マナーハウスの玄関口。ブリティッシュヒルズの宿泊者が最初に入ってチェックインの対応をするレセプションです。本来のマナーハウスでも訪問客を最初に通す場所ということもあり、絢爛豪華な部屋にして富を誇示していたのだとか。しかも出迎えるのは領主ではなく執事。執事が領主に会わせるに相応しいかを見極めてから初めて2階にいる領主一家のところへ通すのだとか。

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階段を上がると目の前に広がるのはアッパールームという場所。領主が来賓のお客さんを迎える重要なスペースなのだそうです。因みにブリティッシュヒルズで結婚式を挙げる時はこのアッパールームに祭壇を設けて挙式をあげるんだとか!
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1stフロアに上がって最初に入った部屋はクイーンズルームという領主夫人の居室兼寝室。様々なシチュエーションに合わせた家具(ドレスを着たまま寛げるソファや着替えの為に使うサイドテーブルなど)や優雅なデザインのインテリアやフェミニンなピンクの壁紙が目立ちます。こんなに沢山のデザインの家具があれば好きな時に模様替えし放題じゃないですかー!
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クイーンズルームの隣には領主の部屋通称キングスルームがあり、部屋の中で繋がっているコネクトルームになっていました。といっても扉が2枚繋がっていてそれぞれ鍵をかけることが出来るのでプライバシーを守れるみたいですね。

 

ここでびゅーんが個人的に面白いと思ったキングスルームの家具についてご紹介しましょう。

キングスルームにある仕事机です。引き出しが沢山あるように見せかけて実は半分くらいがダミーです。真ん中の引き出しは机の向かい同士で繋がっていて、秘密文書のやり取りをするのに使われていたのだとか!あと机の表面は作業しやすいように皮が貼られていました。触ってみると確かにそれっぽい感触が…!
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領主のベッドに…クマ!!?どうやら通なお客さんが贈ってくださったクマなんだとか。このベッド、長さは160cmくらいしかなく長身の男性だと満足に足を伸ばせません。なんとベッドの壁を背もたれにして座るような姿勢で寝ると言われています。そんな寝方をする理由の1つは暗殺行為に対応出来るようにする為で、治安が悪い時期はベッドのスペースに武器を置いて就寝したそうな。
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こちらはマナーハウス見学ツアーの中でも人気の部屋ライブラリーです。言葉の通り、部屋の壁には沢山の書物が並んでいて

因みにこの部屋、ドラマのロケ地に使われることが多いみたいですね。1番有名なのは『花より男子』だったかな。
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本はなんと自由に閲覧可能で様々なジャンルの古い本がありました。料理本の中には…ミセスビートンの本が!!!!胸熱…
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1stフロアからグラウンドフロアに降りて案内されたのはアンバサダールーム。ここで研修にやってくる中高生達が授業やオリエンテーションを受けます。聞いたオリエンテーションの一例だと、ブリティッシュヒルズに来て早々この部屋でチェックインの手続きを英語で書いて話させてやっと宿泊部屋の鍵を渡すだとか…晩御飯前にテーブルマナーの講習(英語で)を受けたら近くの食堂まで移動して即実践だとか。

余談ですが部屋の壁に飾ってある写真は歴代の英国大使の方々の写真なんですって!
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で、学生達はどこで食事を取るかというと…ここリフェクトリーです!!諸々の事情で部屋の全てを写すことは叶いませんでした、すみません。

ハリーポッターみたい!と思った方もいるでしょう。この部屋は修道院や大学に寄宿する人達が食事をする場所を想定して造られました。まだ行って見たことがないですが、オックスフォード大学にもこのような食堂があるのですよね…。一度でいいから見てみたい
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このリフェクトリー、ブリティッシュヒルズではメインダイニングにして本格的なディナーコースを振舞う場所でもあります。また宿泊者がブッフェ形式の朝食を取る場所でもあるので、学生さんに混じっておかずを取りに行く…なんてこともあり得ます。
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他にもマナーハウスにはスヌーカーをする為の部屋や宿泊者しか入れない専用の大人なラウンジ、卓球やバドミントンが出来る体育館などの部屋や施設があるようです。機会があれば見たいものです。

 

いやー、こんなこと言うと失礼かもしれないけど…マナーハウスの見学中ってウンチクだけでどこか退屈しそうだなーと思ってたのです。が、ガイドをしてくださったスタッフさんの説明やブリティッシュヒルズこぼれ話が聞きやすかったり部屋にある物に直に触れることが出来たりした為か、とても充実した見学ツアーだと感じました。ただ部屋や物を眺めるだけでは分からない、英国のマナーハウスの役割などを知ることが出来たのが面白かったですね〜。

 

ブリティッシュヒルズのマナーハウス見学は大体40〜50分くらいで、時間帯によって日本語と英語のツアーがあります。もしブリティッシュヒルズに初めて行く際は是非参加してみては如何でしょう。