0から始める妄想ベイクオフ

イギリス菓子・紅茶・ブリティッシュベイクオフ関連についてお菓子を作ったりお店やイベントに行ったりしたことを綴っていくブログです。

本日のメニュー131:ブログ主流キュケオーン

こんにちは、びゅーんです。

ピピピピ、ピ、ピグレット〜♪の歌が頭からはなれません。

 

突然ですが今回はキュケオーン作りに挑戦したいと思います。

キュケオーンとは古代ギリシャ時代にあったらしい食べ物で、「かき混ぜて濃くする」という語源を持っているとか、内容を口外したら死罪と伝えられる「エレウシスの秘儀」が絡んでいるとか言われています。

ご存知の方もいると思いますが、スマホゲーム『Fate/Grand Order』ではプレイヤーが召喚出来るサーヴァントの1人、オケアノスのキャスターことキルケーがことある毎に色んな人達にキュケオーンを食べさせようとするのです。2020年3月現在ではそんなキルケーが主役のイベントが開催されていますね。もちろんキュケオーンも登場しています(笑)

 

その流れに乗って(?) びゅーんもキュケオーンを作ってみたいと思います!

遠藤雅司先生による『歴メシ!世界の歴史料理をおいしく食べる』のレシピによるとセモリナ粉が必要とのことですが…………

しまったーーーー!!セモリナ粉がない!!!!!

では諦めるか…いや待てよ、キュケオーンは麦の粥なんだよね…てことはとにかく麦であれば良いのでは???ということで、代わりにあったオーツ麦で代用してしまおうと思います(笑)まぁまぁ、細かいことは気にしない気にしない(ォィ。

 

キュケオーン作り自体は歴メシの本を参照しますが、材料の1つとして記載されているリコッタチーズに関しては下記URLのレシピを参照しました。滑らかな既製品があればそれで良いと思います。ですが家庭で作れそうなものならば挑戦したくなるというものです。牛乳消費にもなりますしね!!!

oceans-nadia.com

 

まぁとりあえずやってみましょう。

牛乳1000ml…つまり1パック分の牛乳全部と生クリーム、塩を鍋に入れて沸騰寸前まで温めます。 

f:id:viewmusic:20200313115313j:plain

 

そこへレモン汁を大さじ1ずつ計3回そっと加えてボソボソにしていきます。 牛乳が固まり始めたところで火を止めてボウルとザルを重ね、キッチンペーパーを敷いたところに材料を流して水を切ります。更に余分な水分を抜く為にチーズの乗ったボウルを冷蔵庫に入れて2時間以上置いておきます。

f:id:viewmusic:20200313115336j:plain

 


チーズが用意出来たら早速キュケオーン作りにかかりたいと思います。

まずオーツ麦と水と塩を耐熱の容器に入れて電子レンジでふやかします。 

f:id:viewmusic:20200313115355j:plain

 

鍋に作ったリコッタチーズとふやかしたオーツ麦、 卵、ハチミツを入れます。

f:id:viewmusic:20200313115411j:plain

 

弱火で最低5分沸騰させないように温めます。全ての材料が混ざり合うように優しくかき混ぜる感じです。もう少し液状感を出したいのでちょっとだけ水を足しました。

f:id:viewmusic:20200313115429j:plain

 

容器に移したらあとはミントの葉っぱ…がなかったのでミントの粉末を中心部にパラパラ振りかけます。なんかちょっとイメージと違いますがブログ主流キュケオーンの完成です!

f:id:viewmusic:20200313115445j:plain

 

さ。どんな味なのか、食べてみましょう。

・・・・・・・・・・・・・。

ん。麦とハチミツの風味を感じることが出来ます。なんというか、優しい味です。ミント部分と一緒に食べるとまさに甘さ控えめ。流石に追いキュケオーンとまでは個人的に思いません(笑)でも体調が悪く食欲が無いときに食べるのに向いてそうだなと感じましたね〜。

 

これを言ってしまうと元も子もないですが、、

キュケオーンのレシピに基本とか正解とかぶっちゃけない!!!!

と言われているそうです。本やネットのレシピも歴史の資料から読み取った内容から仮説を立てたり推測したものと言われています。びゅーんだってアレンジしちゃいましたからね!

食べ物なのか実は飲み物なのかハッキリしないキュケオーン。自分なりにどんな見た目か食感かと想像しながら作るのは意外と楽しかったです。