0から始める妄想ベイクオフ

イギリス菓子・紅茶・ブリティッシュベイクオフ関連についてお菓子を作ったりお店やイベントに行ったりしたことを綴っていくブログです。

本日のメニュー84:バナナのタルトタタン【GBBO】

こんにちは、びゅーんです。

びゅーんの家もだんだん暑くなってきています。でも…冷房は…まだ…我慢…。

 

今回もやっていきます。「ブリベイ本でベイカー達の作品を作ってみよう!シーズン3」のコーナーです。わーーーー。

チャレンジするのはペイストリー系のお菓子で「バナナのタルトタタン」です。『The Great British Bake Off:How to turn everyday bakes into showstoppers』より「Banana Tarte Tatin」を参照しながら作っていきます。材料にはバナナの他に有塩バターがあることから…塩キャラメル風味のカラメルとバナナの味が楽しめるタルトタタンなのかなと想像が膨らみます!

 

このタルトタタンはブリティッシュベイクオフシーズン3に登場したベイカーの1人、サラジェーンが考案したもので、タルトがテーマの第3週目でオリジナルチャレンジの時にサラジェーンが作りました。

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レシピを確認してみると…なんと使う生地はラフ・パフペイストリーとのこと!ここで…パフペイストリー…だと…!!?びゅーん、ショートクラストペイストリーは作った経験がありますがパフペイストリー系はありません。確かラフ・パフペイストリーは通常のパフペイストリーと違い、冷たいバターを小麦粉でコーティングした生地をざっくり折り込むだけで作れるというものですよね…。本格派のパフ・ペイストリーより時間はかからないと聞いています。


ということで、成功するか不安ですがラフ・パフペイストリーを作っていきましょう。今回は、天候と時間の都合によりラフ・パフペイストリー作りとタルトタタン作りをそれぞれ違う日に行うことにします。

初めに薄力粉と強力粉と塩をふるっていれます。

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そこへ角切りにした有塩バターを加えます。お菓子の生地作りでは大抵無塩バターを使いますが、今回は敢えて有塩バターで。 

そこから少量の水を加えて生地を1つに纏めていきます。

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こちらが水で強引にまとめたラフ・パフペイストリーの生地。生地の中のバターを溶かさないようサササーッと纏めただけなので生地としてはあまり安定していません。

作業台に運ぶ前にラップして20分くらい冷やしておきました。 

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打ち粉をしたら生地を縦長の長方形に伸ばしていきます。ここからいよいよ折り込み作業に入っていきます。まず…伸ばした生地の上3分の1部分を真ん中に向けて折ります。次に生地が重なっていない下3分の1部分を真ん中に向けて折って重ねます。

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するとこんな感じに。

生地をそっと90℃に回転させたら余分な打ち粉を払い、ラップをして20分休ませます。この作業を後2回繰り返すのです。因みに作ったその日にラフ・パフペイストリーを使いたい場合、最後の折り込み作業でラップをするところまで終わったら生地を最低1時間は休ませておきます。

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今回、びゅーんは作ったラフ・パフペイストリーを冷凍庫に入れて保管し、タルトタタンを作る前日に冷蔵庫に戻して冷蔵解凍しました。

 

ーーーーーーーー当日ーーーーーーーーーー

 

当日はタルトタタンのフィリング作りにかかります。

お鍋にグラニュー糖と水を入れて色が変わるまで溶かしていきます。おお…茶色くなってきた!!

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そこへカラメルの中に有塩バターを加えて溶かしていきます。カラメルは火から降ろすとどんどん固くなっていきます。手早くやらなければ…更にバターを溶かしたカラメルを型の中に流し入れます。

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そこへ切ったバナナを乗せていきます。

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ここまで終わったらいよいよラフ・パフペイストリーの出番です。ついでにオーブンの予熱の準備もしちゃいましょうか。パイ生地を3mm厚さくらいに伸ばしたら型よりも少し大きめのサイズの丸形に切ります。

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生地をバナナの上に乗せたら、外側にはみ出た生地を可能な限りバナナの内側に折り入れます。 

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あとはフォークで穴を数カ所開けておきます。オーブンの予熱が終わるまで冷蔵庫に入れて生地を冷やしておきます。ペイストリーは冷えている状態の方が焼いた時にサクサクになりやすいというのをブリベイでよく聞いたので…。

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200℃で25分焼きました。ペイストリーの色はこんがりとしたきつね色。流石に十分でしょう!オーブンから出した直後なのでカラメルがぐつぐつしています。 

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あとは熱いカラメルに気をつけてお皿をひっくり返します!

お、おお。バナナの形がちょっと崩れているけどあとはまぁまぁか??

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作ったバナナのタルトタタン、どんな味になっているか早速食べてみましょう。 

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…ふむふむ。焼いたバナナが甘くて口の中に入ると溶けていきます。ペイストリーはふにゃふにゃにならずパリパリしています。ちょっと固めだったかな…でもまぁいいか(ォィ。あとはカラメルですが、かなり煮すぎてしまったかもしれません。黒くて苦い部分がありました。 

 

カラメル煮すぎたなーとか、バナナもう少し入れれば良かったなーとか、思うところがありました。完璧に出来ていないですが、とりあえず形にはなったかな!?

ラフ・パフペイストリーが成功したのはびゅーん的に大きな進歩だと…思いたい(笑)