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イギリス菓子・紅茶・ブリティッシュベイクオフ関連についてお菓子を作ったりお店やイベントに行ったりしたことを綴っていくブログです。

スペシャルティーセミナー「紅茶と科学 Part3」れぽ

こんにちは、びゅーんです。

あぁ東京タワー、もっと高いビルやタワーが出来ても健気に建ち続ける東京タワーよ。そのボディは赤色じゃなかったんだね…。

 

という話は置いといて。今回は、昨年から地道に参加し続けていたスペシャティーセミナー「紅茶と科学 Part3」につきまして軽〜くレポさせて頂きたいと思います。 

こちらのセミナーは日本紅茶協会主催によるもので、3回に分けて美味しい紅茶のメカニズムや成分について科学的に表現するとこんな感じというお話を聞くことが出来ました。Part3では、特に「香り」についてメカニズムや香りが及ぼす影響についてのお話が多く、ちょっとした実験も行いました。

 

これは香りが組み合わせで変化することを体感する為のちょっとした実験です。3つのコップの中にはそれぞれ、シナモンの入った液体、バニラの香りがする液体、そしてライムがあります。この3つの香りを1つの合体すると…シナモンでもバニラでもライムでもないなんだか嗅いだことのあるようなでも何とも言えない香りに。模範解答は…コーラの香りでした(笑

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紅茶の香りというものをどんな風に捉えているか自分の言葉で表現する訓練では、ダージリン2種類とディンブラの香りを嗅いでどんな香りを感じるか、何に例えられるかを考えました。ダージリンセカンドフラッシュはマスカットのようなフレーバーというのはよく聞きますね。そういった概念は一旦取っ払って自分なら何の香りと表現するか…結局びゅーんはマスカットと答えちゃいました。因みに三井農林さんが用意した紅茶のキャラクターホイルによるとダージリンセカンドフラッシュはマスカット・もも・はちみつの香りと分析されやすいんだとか。

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こちらは紅茶のセミナーあるあるな、紅茶にレモンまたはミルクを足すと香りや味はどうなるかという相性確認の実験です。因みに紅茶はスースーする香りが特徴のウバを使いました。びゅーんの個人的主観ですが、ミルクを足すとまろやかでコクがある感じでレモンを足すとさっぱりしたものと苦味が混ざってエグい感じでした。

紅茶の持つ香りと味の特徴と、アレンジしたいものの特徴を関連付けることはアレンジティーを作る上で重要なことなのですね〜。

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更に紅茶の保存状態による香りと味の変化についても実験がありました。紅茶の変化の原因は酸化や色素の分解、これはまれですが微生物発生の可能性などがあげられます。これらの原因を遮断する為に紅茶は温度・光・水分・移り香に気をつけて保存する必要があるのですね…。何にせよ、場違いな臭いがする紅茶はよくない。

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お土産の紅茶たち。

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このセミナーで都度感じたのは人に言葉を使って「香り」について共有するのは思った以上に難しいなということです。香りは人の記憶の引き出しによって感じ方がバラバラなので「これ、◯◯の××みたいな匂いがする〜。」「分かるーー!!」みたいに合点する事は意外と少ないんだとか。

アレンジティーを考える上でも香りと味を沢山経験することって大切なのですね…。

また1つ、紅茶について何かしら学ぶことが出来ました。 

 

余談ですが、記事の文面に出てきた「紅茶のキャラクターホイール」って何じゃいと思われた方は下記から参照頂ければと思います。ところで…スズランの香りってどんな香り????

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紅茶キャラクターホイール | お茶の美味しさ | 三井農林 お茶科学研究所