映画「眺めのいい部屋」
こんにちは、びゅーんです。
本日はびゅーんがレンタルしたDVDについてつらつら書いていきます。
鑑賞した作品は「眺めのいい部屋」。1986年に公開され、第59回アカデミー賞で脚色賞・衣装賞・美術賞を受賞しました。
イタリアのフィレンツェに旅行に来た英国の貴族令嬢が旅先で出会った同じ英国人の男性との出来事をきっかけに自ら悩む姿を描いた作品ですが、映画のシーンの景観や絶妙なタイミングでかかる音楽がいい味を出しています。とにかく綺麗なんです。貴族のお宅の風景やフィレンツェの街並みの眺めが。
びゅーんがこの作品を見ようと思ったきっかけは、ある紅茶の本に「眺めのいい部屋」の1シーンが載っていたことでした。庭のテーブルにポットとカップ&ソーサーを並べて優雅にお茶を楽しむシーンを見て、上流階級の人達はこんな綺麗で華やかそうな柄のアンティーク的なものを普段使いしていたのかー!そんなん全然考えらんねー!なんて思ってました。ではこのシーンが出てくる作品とは果たしてどんなものだろうかと蓋を開けてみたら、マギー・スミスやヘレナ・ボナム=カーター、ジュディ・デンチ等知ってる俳優さん達が何人もいるとは…!因みに彼女ら演じる英国旅行者らはピクニックと称してフィレンツェ郊外の草ボーボーの場所でもシートを広げてフツーに紅茶を飲んでしまうのですよね。歪みない、英国。
穏やかに過ぎていく英国貴族の日常生活が丁寧に描かれているのですが、
刺激が少なめなので人によっては退屈に感じるかもしれないですね。
私的にはもっとヒロインが運命の英国人男性とラストにどう結ばれていったかをもっと見たかったなー、なんて。ラストまで残り数分前くらいのところでヒロインが自分の本当の気持ちを漸く認めるのですが「ちょっえええ!おま、遅すぎ…!」と内心思ってしまいました。
それでもラストのフィレンツェのシーンはフィレンツェの景色が本当に綺麗でしたね…。てさっきから景色綺麗とか景観綺麗とかしか言ってないぞ??
元気をもらいに、刺激を受けにというより落ち着いたまったりとした心で何か映画を観たいという時に良い作品かもしれません。
ところでこの「眺めのいい部屋」。R15指定されてて何事かと思ったのですがそういうこと…(笑)