0から始める妄想ベイクオフ

イギリス菓子・紅茶・ブリティッシュベイクオフ関連についてお菓子を作ったりお店やイベントに行ったりしたことを綴っていくブログです。

ずっと勘違いしていたアールグレイ

こんにちは。昼食をコンビニ飯ではなくお弁当に変えようと奮闘しているびゅーんです。
昼食代を少しでも浮かせることが出来ればなー、なんて考えています。


さて、本題に入ります。

紅茶について意識し勉強を始めてから知ったこと、今更ながら気づいたことは沢山あります。

その一つがアールグレイについてでした。

紅茶について勉強する前は、アールグレイは香りが強くて紅茶パンに使われやすいとか
飲むならミルクよりストレートの方が向いているという認識でしかありませんでした。

更に言うと他の紅茶…ダージリンやアッサムと同じ紅茶の仲間だと思っていました。


しかしびゅーんのアールグレイの認識は間違っていました。
アールグレイって実はこうだったんですね。


1.アールグレイという産地はない
根本的な間違いはここでした。
そもそもダージリンアッサムという名前はお茶の産地から取った名前であって茶葉そのものの種類の名前ではありません。
ではアールグレイという場所で育ったからなのかという話ですが、違いました。
世界中どこを探してもアールグレイという名前のお茶を育てている土地はないのです。

2.ブラックティーではなくフレーバーティー
ではアールグレイとは何なのか。ここで「アールグレイと銘打ってるお茶の中身を再確認します。
中国紅茶にベルガモットオレンジ、メーカーによって様々ですがハーブなどなど…。
あれ?茶葉の他に色々なものが。これって…ブレンドティーじゃん!!?しかも着香したフレーバーティー

言われてみればアールグレイってなんだかオレンジのような香りがします。
ダージリンやアッサムのように茶葉そのものを楽しむブラックティーではなかったのですね。

3.とある伯爵のお気に入り
産地でもない、フレーバーの材料でもない、この「アールグレイという名前はどこからきたのか。

名前の由来は英国の宰相グレイ伯爵という人物。
そのグレイ伯爵が中国に派遣された英国の使節団員が持ってきたとある芳香茶をいたく気に入った事がきっかけです。
その芳香茶の香りをジャクソンという会社が再現することに成功しこの紅茶を「アールグレイ・ティー」と名付けました。

え?今までつらつらと語ってきたことはググれば一発で分かる?そんなー。


さて、アールグレイについて正しく覚えたところで早速淹れて飲んでみたいと思います。
今回使うのは『神戸紅茶』のアールグレイティーバッグを使います。
『神戸紅茶』アールグレイに合うスイーツはプリンやババロアと記載がありましたが
自宅に無かった為、代わりにフレンチトーストと合わせてみました。
牛乳と卵と砂糖だからカスタードプリンの材料と大体一緒だ、大丈夫(笑)


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またまた淹れ方が悪かったのか、飲み始めは「げ、渋い」と感じました。また失敗したのだろうか。
でもフレンチトーストを間に挟んで口に入れていく内に最初の渋みが嘘のように無くなり、
さっぱりとした味で飲みやすくなってきました。オレンジ風味のさっぱりとした香りと味です。
こ、これで良かったのかなー。


どの紅茶会社でも採用したくなる程、風味の良いブレンドアールグレイ」。
これからは単なる紅茶の種類としてではなく魅力的なフレーバーティーの一種として楽しんでいきたいです。
いつかジャクソン社が販売している元祖アールグレイも飲んでみたいですね。